ルイ・ヴィトン、エピのカラーバリエーション

ルイ・ヴィトン、エピのカラーには意味と歴史があります。ルイ・ヴィトン、エピのカラーバリエーションをご紹介します。初期に登場したエピの色彩は世界各地のナチュラルな色が取り入れられました。地域を連想させてくれる色彩は、ルイ・ヴィトンの永遠のテーマであるトラベルを意味しています。色彩には日本も二つ関わっていまして、ルイ・ヴィトンと日本との繋がりを感じさせてくれます。


1985年期のカラーはクリール・ブラック、ケニア・ブラウン、ボルネオ・グリーン、トレド・ブルー、ナチュラル・ウィニペグです。
クリール・ブラックは深海の溶岩のカラーをイメージしています。別名でノワールともいわれていて、フランス語では深海と海底火山で囲まれた千島列島を指しています。

ケニア・ブラウンはサバンナの雄大な自然をイメージしたカラーです。ネーミングの通りアフリカの中部東側に位置するケニアを指しています。

ボルネオ・グリーンは広大な熱帯雨林をイメージしたカラーです。赤道直下の島、ボルネオに広がる熱帯雨林を指しています。

トレド・ブルーは、スペインの古都トレドのタホ川をイメージしたカラーです。

ナチュラル・ウィニペグは、別名サーブルとも呼び、カナダのウィニペグに広がる高原をさしています。


1992年に登場したカラーはカスティリアン・レッドとジパング・ゴールドです。
カスティリアン・レッドとは、スペイン中部のカスティーリヤ地方の葡萄をイメージしたカラーです。
ジパング・ゴールドはマルコ・ポーロの東方見聞録の中にでてくる、黄金の国と表現された日本をイメージしたカラーです。

1993年に登場したカラーはタッシリ・イエローです。北アフリカのサハラ砂漠の奥地に位置する、アルジェリアの砂岩台地タッシリをイメージしたカラーです。


2000年に登場したカラーはライラック、ヴァニラ、ペッパー、モカです。
ライラックはライラックの花をそのままイメージしました。ヴァニラは甘い香りのバニラをイメージしています。ペッパーはスパイシーな胡椒をイメージしていて、モカはそのままのイメージで香りと酸味が特徴のイメージカラーになっています。


2001年の春夏コレクションで登場したカラーはゴージャスなメタリックカラーです。ギャラクシアの限定カラーはゴールドとシルバーです。
2003年はオレンジのマンダリンと赤いルージュNMです。
2004年は青いミルティーユです。
2006年は茶色のキャネルです。
2007年はホワイトのイヴォワールのカラーになっています。