ルイ・ヴィトンで使用している素材の特徴をお話しします。ルイ・ヴィトンは、様々な素材が使われていますのでので、商品選びの時のご参考にしていただければと思います。
■レザー。
レザー(皮革)とは、あらゆる動物の革の耐久性、防腐性を化学的に処理したものをいいます。20世紀以降では人工的に作られた人工皮革があるために、それを含んでこう呼ぶ場合もあります。人工皮革と区別するために、動物の皮をなめしたものを天然皮革という場合もあります。
■カーフスキン。
カーフスキンとは、なめらかな手触りが印象的な皮革です。生後6ヶ月以内の仔牛の革のことをいいます。
素材はしっかりしていて高級素材と言われています。重さも軽く、薄いカーフスキンは傷が少ないのが特徴的です。
■スエード。
スエードとは、革の裏を毛羽立てて仕上げた革のことをいいます。豚、仔牛、仔山羊などの革の裏面部分をサンドペーパーでこすって、独特の肌ざわりと質感のよさをだします。毛足の長いものをベロアといいます。
■ヌメ革。
ヌメ革とは、タンニンでなめし、塗料仕上げや染色を施さない革のことをいいます。適度な厚みで柔らかさがあるのが特徴です。ヌメ革は水分を吸い込みやすい素材ですので、雨などには十分にご注意ください。
■ハラコ。
ハラコとは、おもに仔牛の胎児の革を使った素材をいいます。とても柔らかく、薄く出来ています。デリケートな素材ですので、型くずれなどに十分ご注意ください。
■ヌバッグ。
ヌバッグは、牛の表皮の表面を起毛させたものが多く、しっとりとしたベルベットのような感触の素材です。手触りはいいのですが、傷や汚れがつきやすいので注意が必要です。
■エナメル。
エナメルは、なめしで繊維を引き締め、染料と合成樹脂で表面に皮膜を作り仕上げたものです。質感はガラスのような光沢がありますので高級感あふれる素材です。個性的な光沢が魅力的な素材です。
■オーストリッチ。
オーストリッチとは、ダチョウの革のことです。羽を抜いた跡がオーストリッチの丸く突起している模様が特徴の素材です。希少な高級素材とされていますが、現在流通しているものは、養殖されたダチョウがほとんどのようです。
■ゴートスキン。
ゴートスキンとは、ヤギの革のことをいいます。丈夫さとソフトさを兼ね揃えた素材です。
■ピッグスキン。
ピッグスキンとは、豚の革のことをいいます。耐久性にも優れていて軽い素材です。毛穴が特徴的な皮革です。
■キャンバス。
キャンバスとは、麻などで目を粗く織った布を指します。独特の織り目が魅力的な素材です。
■ナイロン。
ナイロンは、合成繊維ですので耐久性があり色落ちしにくく、水にも強く軽い素材です。
■PVC。
PVCとは、ポリ塩化ビニルのことをいいます。弾力があって吸水性はありません。薬品に強いとされ、熱に弱くできています。ルイ・ヴィトンのモノグラムキャンバスの素材は、エジプト綿のキャンバスにPVC加工を施したものです。
ルイ・ヴィトンの素材の特徴